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死国/あらすじとネタバレと感想

死国 邦画
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死国の概要

制作:1999年 日本
監督:長崎俊一
出演:夏川結衣、筒井道隆、栗山千明、他

死国の見どころ

坂東眞砂子の小説を長崎俊一監督が映画化。
高知県の北西部では四国八十八ヶ所を逆に回る「逆打ち」をすると死者を蘇らせることができるという都市伝説がある。
主演は夏川結衣。

死国のあらすじとネタバレと結末

あらすじ

明神比奈子は東京で仕事をしています。
しかしすでに誰も住んでいない田舎の実家を処分するために、15年ぶりに高知県矢狗村に帰ってきました。
比奈子は中学の時に転校したので小学生の時の同級生たちとあまり連絡を取っておらず、消息を知りませんでした。
そして仲の良かった莎代里が16歳で川でおぼれて死んだことを初めて知ります。そして初恋の人でもある秋沢文也をも再開します。その時に比奈子は文也から莎代里の死に関する話を聞きました。
実は莎代里は昔から死者の霊を呼び出して口寄せする依童(よりわら。イタコのようなもの)の仕事をしていました。莎代里は悪霊に取りつかれて死んでしまったというのが真相のようでした。また莎代里の父も石鎚山から転落し植物状態であり、母の方は四国88カ所巡りをしているということでした。
莎代里と文也が付き合っていたので、文也は未だに莎代里の死が認められずにいますが、比奈子は文也への思いが再発してしまいます。
その頃村では「神の谷」と言われている入り口の地蔵の首が無くなって、封鎖されていたはずの入り口が破壊されていました。それから村では死んだはずの人を見たという目撃証言が相次いで起こり、人が倒れたりと災難が続きます。
比奈子も枕元に莎代里がいる夢を見ました。これらは莎代里の母の照子の仕業でした。
照子は四国88カ所巡りの逆打ちをしていたのでした。逆打ちは、通常なら四国八十八ヶ所の札所を順番に回っていくものを逆に死者の歳の数だけ回って行けば死者がよみがえるというものです。
照子はこの激しい修行をもうすぐ完遂するのでした。

ネタバレと結末

逆打ちが完遂すれば黄泉の国への結界が開いてしまい、四国は死者の国死国となってしまいます。
比奈子と文也は照子の計画を阻止しようとしますが、間に合わず16回目の逆打ちを完遂してしまいます。入院している父の元に無事に終わったことを言いに行きましたが、父を突き落としたのは照子でした。
そうして照子は神の谷の池で祈祷を始めます。そして莎代里が蘇ってしまうのでした。
蘇った莎代里は照子に抱き着き、そのまま殺してしまいます。そして比奈子から文也を奪おうとしますが、莎代里は力加減を間違って文也を殺してしまいます。そこに一連の事情を知っていた祈祷師仙頭がやってきて莎代里を黄泉の国に戻そうとしますが抵抗した莎代里は文也の霊に連れて行かれます。
こうして黄泉の国への門は無事に閉ざされて、いつもの四国が戻ります。比奈子は実家を処分して、東京に帰る前に石鎚山に手を合わせるのでした。

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