シュガー&スパイス 風味絶佳の概要
制作:2006年 日本
監督:中江功
出演:柳楽優弥、沢尻エリカ、夏木マリ、大泉洋、高岡蒼甫、他
シュガー&スパイス 風味絶佳の見どころ
山田詠美の小説「風味絶佳」を中江功監督が映画化。
ガソリンスタンドで働く18歳の少年の初恋と失恋を美しく描いた話である。
主演は沢尻エリカ、柳楽優弥。
シュガー&スパイス 風味絶佳のあらすじとネタバレと結末
あらすじ
高校三年生の志郎は楽しかった高校生活もあと少しです。
進学は考えられなかったので、ガソリンスタンドでアルバイトすることにしました。
両親は猛反対でしたが、おばあちゃんだけが賛成してくれています。
そして志郎がガソリンスタンドでアルバイトしていると、一人の女の子が入ってきました。
同じアルバイトの乃里子です。志郎は乃里子の事が気になりだします。志郎は初めて恋をしたのです。
少しづつ距離が近くなっていく二人、ある日のこと史郎は乃里子にキスをしようと思いました。しかし乃里子に拒否されてしまいます。
実は乃里子は未だに元彼のことが忘れられなかったのでした。そして元彼の家にカギを返しに行く乃里子に付き添います。そしてちゃんと乃里子が元彼と別れた後、志郎と乃里子は付き合いだします。二人はごく普通の恋愛をしだします。それでも志郎ははじめての恋愛で、わからないために乃里子にカッコいい所しか見せようとはしません。
二人は仲良くなっていき、時間を共に過ごします。しかしそこに元彼がやってきて乃里子にやり直そうといいます。そして乃里子はまだ好きだった元彼のことを受け入れてしまったのでした。乃里子は志郎の前から姿を消しますが、あきらめきれない志郎は待ち続けるのでした。
そんな志郎の事をおばあちゃんは慰めます。
おばあちゃんは、いつまでも乃里子の事を待ち続ける志郎にそろそろ諦めろと言います。
ネタバレと結末
ある日、ガソリンスタンドに行くと、アルバイトを辞めてしまった乃里子が、志郎あてに手紙を残していたのを見つけます。
乃里子の手紙には、志郎への感謝と別れの言葉が書いてありました。繰り返されるごめんねという言葉。
やり切れない志郎はさっそくおばあちゃんの所に行くと、おばあちゃんは志郎に「女の子には優しいだけじゃダメなんだ」と言いました。続けて「女の子はね、シュガー&スパイス。優しいだけじゃ駄目なんだよ。」と言い、初めての恋愛が失敗に終わったことを志郎は身に染みて思います。志郎は今まで自分が乃里子にとって甘いシュガーでしかなかったことに気が付きます。そしてこれまで自転車だった志郎は車の免許を取りに行きます。
そして史郎がバスに乗っていると、落としたキャラメルを拾ってくれる女の子がいて、志郎もまた乃里子だけが女の子ではないことに気が付きます。