子宮に沈めるの概要
制作:2013年 日本
監督:緒方貴臣
出演:伊澤恵美子、土屋希乃、土屋瑛輝、辰巳蒼生、他
子宮に沈めるの見どころ
大阪2児餓死事件を元に緒方貴臣監督が映画化。
実際の事件では3歳女児と1歳9ヶ月男児が母親の育児放棄によって餓死した事件である。2013年3月に懲役30年が確定している。
オレンジリボン運動の推薦映画である。そして山田詠美もこの事件を題材につみびとという本を出している位世間を揺るがせた事件であった。
子宮に沈めるのあらすじとネタバレと結末
あらすじ
由希子は二児の母。どこにでもいるような若いお母さんでした。
蒼空と幸にもちゃんと育児をして、旦那の帰りを待ちます。しかし旦那の俊介はDVであり、そんな由希子のことを疎ましく思っていました。旦那はほとんど家に帰らず、実質母子家庭のようでしたが由希子は頑張っていました。俊介は子供に愛情をかける訳でもなく、由希子の事は殴る蹴る。そして二人は離婚しました。
由希子は子供二人を連れてアパートに住みます。子供たちも一生懸命手伝い、母の事が好きでたまりません。
由希子は医療事務の仕事につこうと試験勉強をします。そこへ由希子の同級生が来て、キャバクラで働かないかと持ち掛けます。やがて由希子はキャバクラに出勤するようになります。
子供たちは由希子の帰りを待ちます。が、まだ子供です。さみしさから母の愛情をもらえるように母の邪魔をします。懸命に頑張っているのに報われない由希子はやがて家に男を連れ込みだします。
しかし子供たちはなつかず、男たちは由希子の家に来なくなります。
そして男がいる時に子供たちは、性行為を真似してしまい由希子に怒られてしまいます。そして子供たちに「パパがいい」と言われてしまいます。
その日から子供の面倒を放置気味になった由希子。そして最後の日、大量のチャーハンを作り置きし、家を出ます。由希子の言動がおかしくなってきていたことに気が付いた上の子は「早く帰ってきてね」といい、由希子は笑顔で家を出ます。が、子供たちがいる家は由希子によって窓も外から目張りをしてしまい、声が外に漏れないようにと。帰ってこない母を待ちながら上の子は舌の子の世話を見よう見まねでします。
食べられそうなものは食べて飢えをしのぎます。
ネタバレと結末
下の子は泣いていましたが、ある日餓死してしまいます。
そしてついに由希子が帰宅します。上の子は生きていましたが、不衛生な環境とおなかの空き過ぎで由希子にすがります。由希子は黙って下の子を洗濯機で洗いだします。そして風呂を洗い、上の子を溺死させます。最後のママと一緒がいいという声を無視して。
彼女のお中には三人目が宿っていました。ふと自分のしたことが怖くなり編んでいた編み棒を膣に刺します。子宮にうずめるのでした。由希子からも血が出てきて由希子は泣きます。
二人に新しい服を着せ、レジャーシートにくるみ空を見上げるのでした。