華麗なる一族の概要
制作:2007年 日本
演出:福澤克雄、山室大輔
出演:木村拓哉、鈴木京香、長谷川京子、山本耕史、山田優、他
華麗なる一族の見どころ
2007年、TBS系の「日曜劇場」枠で放送されたテレビドラマ。主演は木村拓哉。原作は山崎豊子。
1960年代の神戸財閥父子の葛藤と金融業界の内幕を描くストーリー。
最高視聴率39.3%を獲得し、紅白の視聴率を抜いている注目度の高いテレビドラマである。
華麗なる一族のあらすじとネタバレと結末
あらすじ
1960年代後半、阪神特殊製鋼の専務であり万俵財閥長男でもある万俵鉄平(木村拓哉)は希望と意欲に満ちて新技術を開発し、同業者からも一目置かれていました。しかし自社で高炉を持っていなかったため、都市銀行のオーナー頭取でもある父の万俵大介に融資をお願いします。が大介はいい顔をしませんでした。会社のためにと鉄平は再度お願いに行きます。建設に必要な総予算は250億円です。
鉄平は、100億円の融資を父の銀行に。そしてサブバンクの大同銀行にも融資をお願いします。
鉄平の熱意に大同銀行の三雲頭取が賛同し、出資してもらえることになりました。一方その頃大介は大蔵省が進める金融再編の波にのまれないように必死でした。娘婿で大蔵官僚の美馬を使って他行の弱点を突こうとしていました。大介は結局、融資額から10%減額して鉄平に伝えます。鉄平は怒りましたが、自力で残り20億を集めることにします。大介は美馬を使って他行を吸収する動きに出ます。
そうして高炉建設は順調に進んでいき、高炉建設によりアメリカの企業とも契約することが進みます。
大介は他行が政治家に闇献金していることを知り、揺さぶりをかけようとしますがその政治家とは鉄平の義父である大川だったのでした。悩んだ末に大介はマスコミに知らせてしまいます。
大川はショックで入院し、大川も鉄平も誰がリークしたのかを調べだします。
鉄平はアメリカのベアリング社が他社に吸収合併されてしまい契約が白紙になってしまいます。鉄平の会社は一気に傾いたと思ったら、大介が鉄平に20億円の追加融資を申し出てきました。
ネタバレと結末
しかしそれは大介の罠で、追加融資をすることで他行にも追加融資をさせて阪神特殊製鋼を潰してしまうつもりでした。そんな中、阪神特殊製鋼の建設途中の高炉が爆発してしまいます。阪神特殊製鋼は巨額の負債を抱えます。鉄平は大介の罠にかかったと思い、大介に対して損害賠償を求める裁判を起こしました。鉄平は倒産に陥れようとしたと父を訴えます。阪神特殊製鋼は裁判で勝ち、家で大介と鉄平がケンカします。実は大介は鉄平は妻と祖母の子だと思い込んでいました。
そして銀行合併の記者会見の日、大介に飛び込んできたのは息子鉄平の自殺というニュースでした。
警察の死亡診断書には血液型から大介の子供であるという証拠があり、鉄平は自分の死を持って父である大介に訴えたのでした。大介は後悔し、鉄平の願いだった高炉は完成しました。