劇場版 金田一少年の事件簿 上海魚人伝説の概要
制作:1997年 日本
監督:堤幸彦
出演:堂本剛、ともさかりえ、古尾谷雅人、水川あさみ、他
劇場版 金田一少年の事件簿 上海魚人伝説の見どころ
人気漫画&アニメ&ドラマシリーズの金田一少年の事件簿を堤幸彦監督が実写映画化。
主演は堂本剛。
美雪の上海に住む文通相手が殺されて、事件解決に乗り込み解決していく物語である。
劇場版 金田一少年の事件簿 上海魚人伝説のあらすじとネタバレと結末
あらすじ
金田一耕助を祖父に持つ、金田一一(きんだいちはじめ)は高校生です。
幼馴染の七瀬美雪と仲良く暮らしていました。ある日美雪の文通相手の上海に住むレイリーという女の子に会いにはじめと美雪が上海に渡ります。
しかし上海では大事件が起こっていました。雑技団の団長であるレイリーの父親が殺され、アリバイの無かったレイリーの兄シャオロンが容疑者となって捕まっていました。
「じっちゃんの名に懸けて」というキメ台詞で有名なはじめは、レイリーに頼られてしまいます。
その一方で団員たちはスーランという呪いに怯えています。スーランは昔公演中に何者かに硫酸を掛けられて無くなっていたのでした。団員たちは口々にスーランの呪いだと口にしました。
団員たちの言う通りなのか次にマルチナの遺体が発見されます。またしてもアリバイのなかったシャオロンが疑われてしまいます。はじめはシャオロンを信じ、父の元に逃げます。しかし意外な事実がわかります。
なんとレイリーとシャオロンの父は雑伎団の船を使い盗品を運んでいた盗人だったのです。そして劇団に帰ると今度は藤堂という男が殺されていました。
はじめは日本に居る剣持警部に電話し、藤堂の事を調べてもらいます。そしてはじめは突き止めました。
しかしそれははじめたちにとって、あまり芳しくないものであり、実は犯人はレイリーだったのでした。
今回殺された人たちはみんなデリンジャー銃で殺害されており、そのデリンジャー銃を雑技団で使っている熊に飲み込ませていたのでした。そして排泄してまた使っていたのです。それができるのか熊にエサをやるレイリーだけなのでした。
ネタバレと結末
レイリーがこの事件を起こすには七年前のある事件が理由でした。
実はレイリーは日本人で、昔は日本で暮らしていました。藤堂とマルチナがレイリーの父の車を盗んでレイリーの父をひき殺しましたが、その車にはレイリーが乗っていたのでした。
そしてその車をそのまま中国に運び、荷台に乗っていたレイリーを見つけたヤン団長がそのまま育てたのです。団長は自殺でした。しかしレイリーは他殺に見せかけてマルチナと藤堂を殺したのでした。最後は日本に帰るつもりでしたが、すべてを白状したレイリーは自殺しようとします。それを止めたのがシャオロンで、レイリーにずっと好きだったと告白するのでした。