最後の命の概要
制作:2014年 日本
監督:松本准平
出演:柳楽優弥、矢野聖人、比留川游、りりィ、滝藤賢一、他
最後の命の見どころ
中村文則の小説を松本准平監督が映画化。主演は柳楽優弥。
幼少期に集団婦女暴行事件に遭遇した男の子二人。一人は人に関わりたくないと思って生きてきたが、もう一人は連続婦女暴行容疑で全国指名手配されていたというストーリー。
最後の命のあらすじとネタバレと結末
あらすじ
桂人と冴木は子供時代いつも一緒に遊んでいました。
それから七年経ち、大人になった桂人はお気に入りのデリヘルエリコを呼び出していました。エリコはいつも桂人からお金をせびっています。
桂人に突然七年ぶりに冴木から電話がかかってきます。そして桂人の家に冴木が遊びに来ます。桂人がいつも家にカギをかけないことを冴木は不思議がるのでした。桂人は冴木に高校時代から仲良くしている香里の話をすると冴木は帰って行きました。
そしてアパートを出て、夜に帰った桂人は自分の部屋でエリコが殺されているのを発見します。警察に電話した桂人は山下刑事に首を絞められているが直接の原因は頭部打撲だと言い、桂人に自白しろと迫ります。
しかししばらくすると犯人が特定されたと言って桂人は解放されます。連続強姦魔の冴木裕一が犯人だと聞きます。
・・・桂人と冴木は子供のころ、近所のホームレスと仲良くしていました。
ある日の夜、二人は秘密基地に遊びに行き、そこで女の悲鳴を聞きます。駆け付けるとホームレスたちが女のホームレスを犯していました。二人はホームレスにばれ、家も知ってるから喋ったら殺すと脅されます。その後、女のホームレスの死体が見つかりました。
レイプの様子と叫び声がトラウマになった桂人はあまり女と深くかかわらずに生きてきました。しかし冴木はあの日以来、性に目覚めたようでした。仲の良かった二人は、全く正反対の性格になってしまっていたのでした。
ネタバレと結末
桂人は香里が好きで近づきたいのですがなかなかうまくいきませんでした。ある日香里は高校時代に冴木と付き合っていたことを桂人に話します。冴木はレイプのようなセックスが好みだったと言い、桂人はその事でやっと香里を抱けるのでした。そして突然香里は精神障害で入院します。桂人はカギをかけないのは香里がいつ来てもいいようにだと指摘します。冴木はレイプでしか立たなくなったと告白します。
そしてデリヘルから疑似レイプを提案され、出向くと関係ない女で抑えきれなくなった冴木はそのまま犯してしまいます。ここまでがデリヘル場の罠であり、冴木は大金を要求されるようになります。そして同意の上での女性だったはずがいつの間にか被害届を出されて強姦魔として指名手配されていると言います。
しかし今回の殺人は何かあると思った桂人は、冴木に電話して「香里が戻ってきた時に丁度エリカが来てケンカしているうちに香里がエリカを殺して、そこに冴木が来て香里の罪を被ったんだろう」と見抜きます。
冴木は俺が殺したと言い張りますが、桂人が行くと冴木は目の前で自殺します。
その後、桂人は香里の病院に行き事の顛末を話すと起き上がって桂人に抱き着くのでした。