OUTの概要
制作:2002年 日本
監督:平山秀幸
出演:原田美枝子、倍賞美津子、室井滋、西田尚美、他
OUTの見どころ
桐野夏生の小説「OUT」を平山秀幸監督が映画化。
テレビドラマ、映画、舞台にもなっているほどの名作である。
主婦たちが組んで、次々と殺人を繰り広げられていく話である。
OUTのあらすじとネタバレと結末
あらすじ
冬のある日、弁当工場の深夜パートで働く雅子はひたすらに弁当を詰めて行っています。
ベテランの彼女ですが、同僚に金を貸し弱みとして活用していました。
弥生は臨月の妊婦ですが、旦那がギャンブル狂いでDVされ、貯金の500万まで使われてしまったとぼやきますが誰も聞いていません。ブランド狂いの邦子は、高級車でパートに来ています。年長者であるヨシエは明るいものの、家では介護と貧乏で生活は苦しいです。
誰もが問題があるなか、深夜の弁当工場は働いています。
そんな時に、弥生の夫健司が賭博場のオーナーに暴行されてしまいます。
・・・弁当工場が終り、朝帰宅した雅子は失業中の夫と高校生の息子に朝ご飯を作りますが、二人とも見向きもしないで出ていきます。
そして弥生はこたつで転寝していると、夫が帰宅し弥生に暴行を始めます。臨月のおなかを蹴りまくり、そのまま寝てしまいました。弥生は思わず夫を殺してしまいます。そして雅子に電話します。
弥生は旦那を殺したことを言いますが、雅子は半信半疑でした。しかし出勤前に弥生の家に行くと本当に死体がありました。弥生は旦那は蒸発したことにするから雅子の車にとりあえず乗せておいてくれと言います。臨月の弥生だと断りにくく受け入れます。弥生はその後掌を返したように雅子に任せるのでした。
そして家の風呂で死体を分解することにし、ヨシエに助っ人を頼みます。断るヨシエに金を返せと迫り手伝わせます。解体中に邦子も来たので手伝わせます。分解した体を小分けにし、各自捨てるようにしました。
ネタバレと結末
しかし遺体の一部が見つかってしまいます。しかし弁当屋の仲間つながりで闇金と知り合った雅子は闇金に死体処理を頼みます。金額もいいので承諾する雅子。弁当屋の仲間で分解しますが、所詮深夜の弁当屋のパート仲間です。次々と危なっかしい言動に出てきます。弥生の夫殺しの濡れ衣を着せられたバカラのオーナーが雅子たちを追い詰めます。ヨシエの家に復讐に来ますが、姑を殺されたヨシエはオーナーを殺して燃やしてしまいます。自首するヨシエは逃げろといいます。三人は車に乗り、北海道に逃げます。産気づいた弥生に車をあげ、雅子と邦子でヒッチハイクして進みます。オーロラを見に行く二人は、無事に女性ドライバーに乗せてもらい楽し気に向かうのでした。