赤い糸の概要
制作:2008年 日本
監督:村上正典
出演:南沢奈央、溝端淳平、木村了、岡本玲、石橋杏奈、他
赤い糸の見どころ
携帯小説を元に村上正典監督が映画化。
テレビドラマ化された後の映画化で主演は溝端淳平。
初めての恋は決してきれいごとでは済まされなかったというラブロマンスである。
赤い糸のあらすじとネタバレと結末
あらすじ
女子中学生の芽衣は文化祭の出し物で占い屋さんをします。芽衣は大道具の係で敦史は占い役です。
芽衣の友人陸たちはバンドを出すことにしました。
そして文化祭の時に、敦史は芽衣を占ってあげました。すると敦史が昔の事を思いだしたのです。
幼いころ、ケーキ屋に行くときに女の子とぶつかりました。敦史はその女の子が持って居たケーキを潰してしまったのです。しかしその女の子は怒りもせずに敦史にプレゼントをくれました。実は敦史はその子が初恋の子だったのです。その女の子は敦史と同じ誕生日でした。
そしてその子は敦史の目の前にいる芽衣だったのでした。敦史は芽衣にはそのことは伝えていませんでした。そのことを敦史は芽衣に伝えようとしますが、友達が帰ってきて占いは終わってしまいます。
そのことをこっそり陸は聞いていたのでした。
そして修学旅行が始まり、敦史は芽衣を誘います。しかし敦史の母がけがをしてしまい途中で帰ることに。そして陸が芽衣を誘い一緒に回るのでした。夜に敦史は芽衣を呼び出し、話の途中だった初恋の人の話を芽衣にします。
陸と芽衣が一緒に居るのを見た沙良は衝動的に屋上から飛び降ります。死にはいたりませんでしたが、そのまま転校してしまいました。
そのことをきっかけに芽衣がいじめられだし始めます。そして芽衣の母もまた、敦史に芽衣に近づかないでくれと怒ります。
行き場のなくなった敦史は麻美と付き合い始め、芽衣のことを忘れようとします。
ネタバレと結末
高校受験で陸と芽衣は同じ高校を受けますが、陸は滑り、受かったのは芽衣だけでした。
陸と芽衣は付き合いだしますが、陸は夜間の高校に行くようになってなかなか時間が合いませんでした。
次第に二人はすれ違いだし、どうにかしようと焦ることで陸は芽衣を殴りだします。敦史が芽衣を助けますが、陸は不幸にも交通事故に合って亡くなってしまいます。そして芽衣は16歳の誕生日を迎えます。
そこで母からの告白があり、母だと思っていた人は本当の母ではなく、本当の母は敦史の母のせいで亡くなってしまったこと。だからこそ敦史に近づかないでくれと言われてしまいます。
芽衣はあのぶつかったケーキ屋に急ぎます。そこには敦史がいました。芽衣ははじめから敦史のことだけを信じていればよかった・・・とつぶやくのでした。
赤い糸のみんなの感想
ネタバレなし
ネタバレあり
最初は学生の恋愛ものとして、キュンキュンしながら見ていましたが、親と子についての物語でもありました。
どんなにダメな親でも簡単に捨てることはできないし、どんなに素晴らしい親でも全てを受け入れることはできない。それは血のつながりとは関係なく。赤い糸というタイトルには、そういう意味も含まれているのでしょうか。親子の関係はどんな人間関係より複雑だなと改めて感じた作品でした。(30代女性)