余命1ヶ月の花嫁の概要
制作:2009年 日本
監督:廣木隆一
出演:榮倉奈々、瑛太、手塚理美、他
余命一カ月の花嫁の見どころ
イブニングファイブで放送された、24歳の末期がんというタイトルのドキュメンタリーから特番、余命1ヶ月の花嫁/乳がんと闘った24歳 最後のメッセージが放送され、その後本になり映画になった。
このことをきっかけにピンクリボンプロジェクトが発足され、乳がんのことを改めて考えるきっかけを作った映画である。
ネットでは賛否両論があるが、問題すべきなのは乳がんで亡くなることを防ぐことである。
余命1ヶ月の花嫁のあらすじとネタバレと結末
あらすじ
長島千恵(榮倉奈々)はイベントコンパニオンの仕事をしている23歳。
赤須太郎(栄太)とイベントで知り合います。
何度か顔を合わせるうちに太郎は千恵が気になり、交際を申し込みます。てっきりOKが貰えると思っていた太郎は断られてしまいますが、それは太郎に関わる事でなく千恵に関することでした。
千恵はそのころ乳がんの宣告を受けていました。
そして千恵の母も、千恵が中学のころがんで亡くなっていました。
当然自分もいつか死んでしまうことが心にいつもあったので、太郎の誘いを断ったのでした。
しかし太郎も負けてはいませんでした。そんな太郎と千恵はいつしか付き合うようになっていました。
ある日太郎は乳がんの抗がん剤治療による、脱毛を指摘してしまう。説明をするもそんな自分に自信が持てなくなってしまい太郎の前から姿を消してしまいます。
千恵の父親にも反対されたが、太郎はあきらめる気はない。太郎は前に千恵が屋久杉の話をしていたことを思いだし、屋久杉に出向く。するとそこには千恵が居た。
千恵は太郎と会わなかった時間に、乳房を切除していたのだった。手術を受けたことでがんへの不安はいったん無くなっていた千恵。一人で屋久杉を見に来ていたのだった。
髪も胸もない千恵は太郎を受け入れる勇気がありませんでしたが、太郎は再び千恵を受け入れて付き合いだす。
ネタバレと結末
しかし千恵のがんが再発してしまいます。
千恵は自分の病気をテレビに流してもらい、乳がんの危険を知らせたいと願います。
もっと早くに検診を受けていたら、結果は必ず違うということを広めたかったのです。
必至で病気と闘う千恵ですが、がんが全身に転移してしまいとうとう余命一カ月と言われてしまいます。
太郎も太郎で、千恵に憧れのウエディングドレスを着せてやりたいと願います。式場を確保し、写真を撮るだけだと連れ出した千恵を待っていたのは、みんながサプライズで用意した結婚式でした。
結婚式でみんなと幸せそうに写真を撮り、千恵はその約一か月後に静かに息を引き取ったのでした。
余命1ヶ月の花嫁のみんなの感想
ネタバレなし
ネタバレあり
乳がんが若者でも患う可能性のある病気であることを広く伝えた映画だったと思います。
榮倉奈々さんの髪の毛が抗がん剤の副作用で抜け落ちるシーンは同じ女性として見ていられませんでした。
最終的に亡くなってしまわれますが「ウェディングドレスを着たい」という長年の夢がかなって良かったなと思います。(30代女性)