I am ICHIHASHI 逮捕されるまでの概要
制作:2013年 日本
監督:ディーン・フジオカ
出演:ディーン・フジオカ、小林友貴美、よっちゃん、岸本尚泰、末吉功治、他
I am ICHIHASHI 逮捕されるまでの見どころ
市橋達也の『逮捕されるまで 空白の2年7カ月の記録』を元にリンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件の犯人の逃亡生活を描いた実写映画。
罪を犯してから手ぶらで金もなく警察の追手から逃げる逃亡生活を続ける市橋が、顔も名前も変えてでも罪を認めず生活していくというストーリー。
I am ICHIHASHI 逮捕されるまでのあらすじとネタバレと結末
あらすじ
2009年秋のある日。大阪南港フェリーターミナルではフードを頭からかぶり、顔を隠した男が座っていました。
その男の名前は市橋達也。
2007年3月26日に自宅で外人女性を殺した上に逃走した容疑で指名手配犯になっています。疲れ果てた頭で市橋は名前も顔も変えるのは簡単で逃げるのも簡単だった。と思います。そこに刑事がやってきて名前を尋ねられます。
・・・事件のあったその日、市橋は英国人女性を家に招いた後暴行した後絞殺して殺していました。遺体は風呂に入れて土を被せてベランダに置いていました。しかしその夜刑事が来ます。市橋はそのまま逃走してしまいます。顔を変えるために分厚い唇を自分でハサミで切り落とし、痛みに耐えながら逃走を続けます。ラジオでニュースを聞きながら青森まで行った後、四国に渡りました。・・・市橋はジャーナリストからインタビューを受け、四国に渡った理由を聞かれます。すると、逆打ちをすると死者が生き返るという都市伝説を信じたからだと言います。
市橋は賽銭泥棒や野菜などを盗みながら逃亡を続けます。世間では市橋の顔写真を出して公開捜査を続けます。整形手術を受けようにもお金が無いので仕事することにします。市橋は沖縄で上島と名乗り住み込みの仕事を見つけました。久しぶりに衣食住のついた人間的な暮らしに感動しながらお金をためていきました。
しかしある日市橋に懸賞金額が付いてしまいます。
ネタバレと結末
そして市橋は沖縄県のオーハ島に渡ります。インタビューでなぜ自首しなかったのかと問われると、指名手配されれば減刑がないからだと答えました。
オーハ島でブロック造りの無人の小屋を発見し、そこで暮らすことにしました。自給自足の無人島生活です。世間では市橋が死亡したのではないかという話も出てきていました。ラジオを聞きながらさらに瞼に整形を加えます。自分が一体何ものなのか疑問に思い始めるのでした。
2008年は美容形成外科医院で整形手術を受けます。翌年になり写真を見て市橋だと気が付いた病院が警察に通報し、整形後の写真も出回ります。病院も責任を感じ、報奨金が1000万円に上がりました。その頃市橋は大阪の建築関係の仕事についており、通報されますが逃げた後でした。もうダメかもと思った市橋は海外に逃げるための写真などを焼いてしまいます。そして2009年11月10日に市橋は沖縄に渡るためのフェリー乗り場で捕まります。逃げることに疲れた市橋は自分からは逃げられなかったと悟り、名前を聞かれて本名を名乗りました。